昔、山歩きの雑誌がありました。
当時登山ブームでした。その雑誌もよく売れました。競合誌も増えました。
でもね、ブームなんてものは去るんです。ブームなんだから。そして、本当にブームは去りました。
その雑誌も売れなくなってきた。
で、どうしたと思います?
値段を上げたんです。倍くらいに。
で、どうなったか?
その雑誌は生き残りました。値段を上げても売り上げは落ちなかったんです。買う奴は買うんです。高くてもね。
世の中には、マジョリティーとマイノリティーってのがいるんです。このマイノリティーって奴らを狙うんです。この連中・・・マニアっていいましょうか・・・は少数ですよ。でも奴らは「堅い」んです。こいつらをつかまえるんです。
100人のうち85人がなんとなく選ぶようなモノじゃなくて、たとえ5人でもいいから「こいつがいいんだ」って言わせるモノを作るんです。モノっていうのは、そういうふうじゃなきゃいけない。その雑誌はそういうモノだったんですね。