かつて、「人間は遊ぶ動物である」といった歴史家がいます。文化の創造よりも先に、人間には「遊びたい」という衝動があったというのです。しりとりで、無関係なものを次から次に繋げていく楽しさ。 おままごとで演じる、別の世界にいる自分。ぶらんこを思い切り漕いだときのめまいと開放感。なぞなぞの答えを捻るときに、見慣れたものが全く別のものに置き換えられる感覚。こうした遊びの経験は、表現したいという欲求と確かに繋がっています。アーティストとは、大人になってもこの感覚を研ぎ澄ましつづけている人たちと言ってもいいかもしれません。